徒然なるままに
日暮らしこたつに向かいてもやしを食す女。
四捨五入したら三十路。一人暮らしの私に増えるのは、友達の子どものお祝い返しの写真と体重くらい。
だめだめだめだめ。こんなんじゃない。
思てたんと違う。そりゃ小学生で忍者になりたいとか訳わかんないこと言う子どもだったけど。ランドセル忘れて学校行くようなやつだったけど。
23歳で結婚して24歳で子ども産んで、とか人並に人生設計立ててたの。結婚式では親へ感動の手紙を読み、涙すると疑わなかった高校生の自分を殴りたい。大体高校生のときに彼氏もいないのに、旬な年齢で結婚できると思ってた浅はかな自分よ。
でもそんな自分を愛してあげられるのは自分しかいないから、今日もわたしはひっそりと生きるのです。